deep-blue00’s blog

ゆるさ、模索中。

たぶん、私なりに。私のイメージは”火呼姉”やと思う。

「ちょっと・・妙な事を聞いてんよか?」

 

「うん? なん?」

 

「アンタ、前に「今は彼氏はおらん」って言っとったやんね?」

 

「ああ、言ってたね。」

 

「アンタ・・なして彼氏ばつくらんとね?」

 

 

 

 

「・・・・・・は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年下の男の子と通話中、突如そんな質問を投げかけられた。

質問することを承認していたにもかかわらず、素で「何聞いてんの、君」感満載の上記返答をした夜の11時すぎ。

 

 

「いや、ね? キミ。カレシっていうのはな、自分が作ろう思ってるだけで作れるもんちゃうねんで?w」いうツッコミ入れるか

 

「ああ、男に”は”そもそも興味ないねん」いうボケかますか、どっちで返すか考えつつ。

 

 

 

どちらの回答も、ものすごーく面白そうだったのですが。

素晴らしく真面目に聞いてきていたので。

茶化したらアカンな、思って。

 

 

とりあえず、どう答えてほしいんだろうか(たぶんこれはジャブの質問で、この流れでいったら、本当に聞きたい質問がこの子の場合は10個くらい先にあるな(先が長げぇな。。))と思いつつ。

 

内心、頭ぽりぽり。

 

 

 

いや、まぁ。

”拒否る”って、選択肢は元々無いんですけどね。

 

ただ、正直「経緯を伝えたうえで、単刀直入に聞きたい事を聞いてくれれば、こっちとしても楽なんだけどなー」とかは、思うんですけど。

そういうことをまだできる子ではなく。(シャイ)

いくつか段階踏んでから、こっちの反応みつつ、核心に迫りたい様子だし。

 

 

さてさて、どうし返したものか。。

 

 

 

 

そんなことを考えていると、こっちがあまり好ましくない質問として受け取った(気分を害したのか・・?)と思ったのか。

 

慌てた様子で「い、いや。前にそう話しとったけん、「なしてかなー?」思って。なんとなく、聞いただけやけん!」と補足してきた。

 

 

”深い意味があって聞いてる訳じゃないから! ただなんとなく、なんとなく気になって質問してみただけだから!!(だから別に無理に答えなくても平気だからね!⦅本当は答えてほしいけど⦆)” アピール入ったな。思いつつ。

 

 

 

まぁ、内容が内容だしね。

 

でも、その後に追加で「今後の彼氏を作る予定の有無」を聞いてきたので。

ああ、でもやっぱり聞きたい(あきらめきれん)部分やったんやな、思いつつ。

ちょっとわろた。

 

 

 

「今の時点では予定無いね。今の職場は女性ばっかりで、一部いる男性もほぼ既婚者やしね。」

 

 

 

 とりあえず。簡単に、状況視点から答える。

 

あぁ、ちなみに。

この子が私に対して「恋愛対象として」意識を向けていないことは確かなので、上記回答です。

「うそやんw」思うかもしれませんが。これは確定。

 

 

 

その後で「なぜ彼氏を作ろうとは思わないのか。その理由は」といった内容の質問が続きました。

 

このあたりの聞き方のニュアンスで、私への質問から当人が本当に得たい答えというか、質問の趣旨が、なんとなーく見えて来た。

 

 

 

念のため、もっかい、言います。

この子が私に対して「恋愛対象として」意識を向けていないことは確かです。

 

重要なことなので、2度言いました(笑)

 

 

 

「いや、オレから言わせればアンタもけっこう美人やっけ・・なして作らんのかなー、もったいなかなー思って。」

 

「そりゃ、どーも♪(ニッコリ)」(※「前置きはいいから、はよ次聞けや」という意味をこの子に悟られない範囲で含む)

 

 

 

 

・・んで、しばらく間を置いて。

 

 

「(私から見て)自分はどういう存在なのか」といった内容の質問が来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・一応、3度目、言いましょうか?

 

いります?

もっかい聞きます??

いや、もういいですよね?

いりませんよね??(ニッコリ)

 

 

割愛します。

 

 

んで、以下、回答。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え? 愚弟。」(バッサリ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、ヒドいですね。

わかってます。

わかってて、やってます。(イロイロ)

 

 

「いい加減、核心突いてこいや(#^ω^)」(こっちはネタ上がってんねんで)思いつつ。

まどろっこしいので、とりあえず、凹ましてみた。

 

 

これが功を奏したらしく。

「”弟”って・・同じことを、言われたわ」と、苦笑しながらこぼしてきました。

 

「なんでやろうね?? なんでか知らんけど・・ちょっと・・ちょっと、ショックなんよね。」

 

 「知らんわ。」(バッサリw)

 

 

 

・・まぁ、ようするに。

私とヒジョーによく似た価値観の女性がいて。

その人も、彼氏がおらず、彼氏を作る予定もないという話で。

”彼女”と価値観が近い私に「アンタならどうなんだ」と聞いてきた、というわけです。

 

 

表現悪く言えば、私をダシとして使いやがったわけです。こんにゃろう(笑)

まぁ、こっちもそれわかってる上で答えてますから、別にいいんですけどね。

 

 

 

”相手の気持ちを知りたい”っていう興味もありつつ、でも”大事な相手にこういう質問を下手にぶつけて、傷つけたくない”とかいう心理もあって、こっちに聞いてきてる状態だと思うし。

(もちろん、自分の臆病さもあるとは思うけど、対象者に対する一種の思いやりも含んでるんだと私は思う。”彼女”の過去を、私はかなり深く知っているし、この子もまた、その上澄みくらいは彼女から聞いて、認識をしているから)

 

 

そもそも、この子は今までは自分の主張はするけれど、”それによって人がどう思うか”って部分に重点を置くこと自体、あまりしなかったし、(私から見て)それに対して疑問を抱くこと自体、あまりなかったようで。

 

ようするに、”自分がこれでいいと思うから、これでいい。外野にウダウダ言ってほしくない”というタイプ。

でも、その一方で、人が離れていくことを、非常に寂しく思っている。

 

 

たまに、疑問を感じた自分を”感じる”ことはあっても、深く掘り下げる前に”う~ん、何か違和感あるけど、面倒だし。まぁ、いいや”と流すことの方が多かったようなのです。

 

なので、自分の感情に向き合って、自分の心の動きを分析することに全く慣れていないし、

それに基づいた質問なんて、輪をかけてし慣れてないわけです。

 

 

そういう輩が、そういう不慣れな事を、一生懸命やろうとしてるのが、ほほえましいなー、思いつつ。

 

だからぶっちゃけ、その練習台として使われてたとしても、こっちとしては全く構わないわけです。

 

 

 

 

 

私にとっては愚弟なので。(※2度目)

 

 

 

 

 

その後で、「もし、・・もし、好意を抱いていることを伝えたら、どう答える?」といったことを聞かれた。

 

これが、この子にとって、一番聞きたかった、核心部分・・でしょうね。たぶん。

 

 

でも、もちろん、これに関しては「さぁ? 私は”彼女”じゃないからね。私が答えたところで、推測にしかならないでしょ?」と返した。

あえて質問の意図に気付かないフリをしつつ。

 

まぁ、実際。私は”彼女”じゃないしね。

確かに考え方とか物の捉え方は、非常によく似てるけど。

 

 

一応、想像して答えることはできる。

話題に上がっている”彼女”は、知っている相手なので。

けれど、

でもこの質問については、そもそも彼女を傷つけないためにしてる質問じゃなく。

 

 

この子が、ただ単に、自分が傷つくことを恐れて、してきてる内容だから。

 

 

 

 

 

「う・・ん・・。そぅ・・だよな。うん。。。」

 

 

 

 

 

苦しそうにそうつぶやいて、”やっぱり、答えてくれないよな””それもそう・・だよな。別人だし。わかるはずがないよな”というような、がっかり感と、”でも、やっぱり、気になるんだよな・・”というような雰囲気のように、私には感じられた。

 

 

 

逆に、こちらから質問をしてみる。

 

 

 

 

「仮に。私が答えたとする。」

 

「うん。」

 

「君はその答えで、満足できる? 納得できるかい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   私は、”彼女”じゃないのに。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の回答が、辛辣なものだったとしても、喜ばしいものだったとしても。

それは君にとって、一体、何の意味があるんだろうね?

 

その質問を通して、問いかける。

 

 

”君が、その質問に、本当に答えてほしい相手は、誰なのか”と。

 

その問いで、何かが吹っ切れた様子だった。

 

 

 

 

「うん。そっか。そうやな。うん。」

 

 

声に笑顔が戻った。

 

「もしかしたら、そのうち、聞いてみるかもしれん。”もしかしたら”やけん、聞かんかも、しれんけどな?」

 

そう、笑っていた。

 

 

 

「まぁ、いんじゃね? 君が聞きたくなったら、聞けばいいし。聞かんでもいいし。」

 

どっちでも。

君の好きなようにすればいいさ、と伝えた。

 

 

突き放す意味ではなく。

あれこれ話を聞いたこっちに対する配慮なんざ、別に要らん、という意味で。

 

たぶん、本人にはそこまでのニュアンスは、認識できてなかっただろうけれど。

あの「うん」の返答の感じからは(笑)

 

 

 

 

 

「でも、不思議かね? あの人には聞けんのやけど、アンタにやったら割となんでん聞けるし、言えるんよね。なしかね??」

 

「さぁね?」

 

鼻で笑ってそう返して、少し考えて問い返す。

 

 

 

 

「私は君のことを”愚弟”だと言ったけど。君から見て私は、どういう存在なんか?」

 

「う゛~ん? ・・・・難しかな。。」

 

 

しばらく腕組みをして、首を傾げてうなって考えている様子だった。

 

 

 

 

 

 

「なんっちゅーか。。。オレには、何人か兄貴がおるんやけど。」

 

「うん。」

 

「アンタはなんか、オレの兄貴達に似てる。」

 

「血縁ついでに性別超えたな、オイ。」

 

 

 

 

 

超冷静にツッコミ入れたわ。

今までの話の内容からして、明らかに矛盾してる点、ありまくりやで。

じゃあ何か? 君は兄貴に「(例えばやけど)オレから告られたらどうする?」って聞いてたんか?

 

 

 

 

いや、それはそれでオイシイけどさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当、めっちゃわろたわ。
 
 
 
 
 
・・そういえば。
 
この子のことについて、過去に私がその”彼女”から、こう言われたことがあったな。
 
 
 
 
「あの子は、あなたのことを信じてる。本当に、心からの信頼を寄せてる。”何があっても、アイツはオレのことを、絶対に裏切らない”って。あの子はそう、信じてるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”心からの信頼”

 

 

 

思い出して、フッ、と笑った。

 

 

そのメッセージの裏にある言葉の意味を、彼女は私に言葉にして、伝えてはこなかった。

私のことを想えば、明確に言葉にすることがはばかられる内容だったし。

何より、私なら言わなくても察してくれるだろうと思ったんだろう。

 

 

 

  本当に、たくさんの意味が、含まれた言葉だった。

 

 

 

私は

「”絶対”なんて言葉はないよ。」と、笑いながら、でもとても冷ややかに、そう返した。

 

 

 

 

 

昔、読み聞かせてもらった物語の最後。

「いつまでもいつまでも、幸せに暮らしました」という、使い古された安っぽい結びの文章。

 

 

幸せな時間が”永遠に”続くなんてことはない。

 

そのことと、同じように。