deep-blue00’s blog

ゆるさ、模索中。

ポッキーゲーム。

ポッキーゲーム、というのをご存知だろうか。恋人同士などで1本のポッキーをお互いに端から食べていき、最終的にチューするだのしないだの、というアレである。中高生の女の子が女子トークでそのネタで盛り上がっているのは(一般的には)可愛らしいものなんじゃないかとは思うけれど、非常に残念なことに私はそういったものに魅力を感じるタイプではないということを前記しておく。

先週日曜日。旦那さんと肩を並べてToppo(以下、トッポ)を食べながら借りてきたDVDを見ていた。トッポはポッキーと同様、棒状のチョコレート菓子で私のお気に入りのお菓子の1つでもある。2本、3本と食べ進めていき、次のトッポを取ろうとしたとき、袋を握った旦那さんの手がスイッ、と奥に移動した。私は腕をのばす。旦那さんはさらに腕をのばし、反対の手に袋を持ち替えてしまった。「おあずけ」を食らった私はイラッとして旦那さんの顔を見上げる。旦那さんはニヤニヤしながらトッポを1本くわえ「ほれほれw」と、やっていたのである。くわえたトッポを奪おうと手をのばすも、旦那さんは上体をそらしてそれを避けた。…私の中で、何かがキレる音が聞こえた気がした。

奪い取るのはあきらめ、旦那さんの横に座りなおす。旦那さんは私がズル賢いことを知っている。恐らく、くわえられたトッポは前歯でしっかりと固定されていて、私がくわえて引っ張ったとしても、ちょっとやそっとでは抜けないようにされているはずだ。そこまで確信した上で私はくわえられたトッポのもう片方の端に口をつけ…たと見せかけ、










 ひとくちめで一気に半分をかじり取った。



そして残りのさらに半分(25%)を間髪入れずにかじり取る。ここまでコンマ数秒。一瞬のできごとである。


「ちょっ…えぇええっ?!!!Σ(゚Д゚;)」


旦那さんはソファーにのけぞり、倒れ込む。私は口に入れたトッポを口の中でボリボリ言わせながら「あのね…?」と旦那さんに話しかける。

「賢い犬に「待て」は有効かもしれないけれど。私に「待て」は通用しないということを、肝に銘じておいたほうがいいと思うよ…(# ゚Д゚)ズゴゴゴゴゴ」

んで、まだやんのか?? 袋を渡すのか。どっちだ(# ゚Д゚) と凄むと旦那さんはおとなしくトッポの袋を手渡してくれた。私の中でポッキーゲームは自分のペースで食べられない、という時点で既に負けで。キスについてはもはや罰ゲームの域である。

しかし、よくよく考えてみると私はポッキーゲームの勝ち負けの基準を知らない。あれは半分に達しなかった方が負けなのか、それとも先にポッキーから唇を離した方が負けなのか。はたまた意中の相手に避けられた方が負けなのか。ご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいところである。