自分へのプレゼントは踏み出しづらい不思議。
昔。
友人とお茶した帰り道。
近くの雑貨屋にふたりで寄り道したところ、友人が「うわ、コレかわいい!!」と声をあげた。
普段はわりとドライな感じのコ。
私はその友人の「コレかわいい!!」に賛同しつつ、
内心、珍しいなぁ〜思いながらその様子を傍から眺め(もとい、観察し)てた。
友人は興奮した様子で手に持った商品を眺めて、サイズ感とか触り心地とかイロイロ確かめてる。
よっぽど気に入ったらしい。
買うんだろうな〜思いつつ引き続き見ていると 値札を見て
「あ〜。でも、ちょっと高いよな…うーん…」と悩み始めた。
さっきのテンション、どこいった(笑)
いや、この堅実さというか、冷静さはいつもの彼女のソレなんだけど。
滅多にあることじゃないんやけん、最初のテンションに乗っとけよ、と内心ツッコミを入れずにはおれんやった。
でもその気持ち、わかるわ〜。
なぜなら私も、同じタイプ(笑)
この金額ならランチ何回行けるな〜とか、
残業何時間分だよな〜とか比較しはじめて。
二の足踏んじゃう。
すると、
楽しい気分、ワクワクする気持ちが、しぼんでしまう。
もったいないわ〜(笑)
私「ネックになってんのは値段? そこだけ??」
友「まぁな〜、」
私「そういや、そろそろ誕生日だったよな?」
友「ああ、うん。来月だけど」
私「なら私がプレゼントとして買えばタダだから値段の面クリアだな。この商品でいいのか?」
そう言うと友人は慌てた。
でもそれは悪いから、いい、と。
その反応も自分を見ているようで、笑える。(言わんけど)
私「でも、もしコレがタダなら、絶対欲しいんだろ?」
友「そりゃそうだけど」
私「もうちょい安けりゃ、迷いなく買うんだろ?」
友「まぁそうだけど」
私「ならやるよ。要らんのか?」
友「…いる。」
私「ならやる(笑)」
欲しいんなら、買えばいいし。
もらえるんなら、ありがたくもらっとけばいいし。
普段ときめくコトなんて滅多にないんやから
ええやん。
ときめいた時くらい、自分甘やかしても。
ええやん。
そういう時くらい、人に甘えても。
自分に似た友人を持つと客観的に見れて、 勉強になるわ〜。
ふと思い出して、そんなことを思った。
そして自分自身も、未だに自分に対してはうまく実行できていない、
よく二の足を踏む場面なので。
同時に
あ〜、まだまだなんやなぁと、
ぼんやり思った。
もっと自分のこと
甘やかしたれ〜、ジブン。