deep-blue00’s blog

ゆるさ、模索中。

しおり、に。

ネットでしおりを検索してみると、
予想をはるかに上回る数の検索結果がでてきた。


たくさんのしおりを眺めながら
スマホの画面をなでていく。

長く使うものだから、ステキで丈夫なものがいい。
そう思いながら、自分のお気に入りを探す。



やがて、ステキな柄のしおりを見つけて。
これにしようかな、と思ったとき。

ふと、しおりの素材が気になった。



硬い素材だと、本にあとが残ったり
ふとしたはずみで、本を傷つけてしまわないだろうか?


私自身、おっちょこちょいな部分もあるし。
旦那さんは本を他の荷物と一緒に鞄に入れて持ち歩いたりもするので、
飾り部分がどこかに引っかかったりしてしまう可能性もある。



それなら。
私はどんな素材なら、いいと思うのだろう。

すぐさま「紙。」という返事が返ってきた。



紙…かみ、か。
ちょっと丈夫な…厚手の紙がいいな。


紙のしおりなら、
自分で好みの物を作ってもいい。

そう思って、買い物リストに「厚紙」と書く。


しおりに使う紙…。
どのくらいの厚みがいいだろう?

ふと、未使用の年賀ハガキがあったことを思いだした。


引っ張り出してテーブルの上に置くと、
なんだかわくわくした。


どうせなら、楽しいしおりにしよう。
久しぶりに、絵を描くことにした。



散歩の途中に撮ったスマホ写真を横に置いて。
真似て描いてみたら、案外楽しくて。
あっという間に時間が過ぎた。


気づくと旦那さんが帰ってくる時間になり。
慌てて夕飯の仕度に取りかかる。



旦那さんが帰ってきて。
「お、すげぇ! ブサ猫さんじゃん!!」と声をあげた。

振り返ると、旦那さんがテーブルの上を見ていた。
夕飯のことで慌てていて。散らかしたままだった。



しおりを、作ろうと思って。

そう話すと、「いいね。すごくいい。」と。
同時に「私にはこういうことをぜひ、やって欲しかったんだ」と。


私の旦那さんは、少し変わっていると思う。
仕事から帰ってみると、夕飯の仕度がまだできてなくて。
テーブルの上が散らかっていても、
それを「どこで何をやっていたのか、想像できて面白い」と言う。



「このしおり、オレも欲しいっ! 色は、塗るの?」
「あ〜…私、色ぬり、苦手で…。そもそも、同じ物、描けるかわからないし」
「じゃあコピーしてきて、色ぬりする!! そうしたらオレの分も作れるし(*´ω`*)」


後でコピーしてきていい?
そう言って、目をキラキラさせる旦那さん。

物好きだなぁ、とおかしく思いながら小さくうなずいた、夕飯前。
旦那さんの分のしおりはワンポイントの、シンプルなしおりにしようと思ってたんだけどなぁ…。