deep-blue00’s blog

ゆるさ、模索中。

自分の文章。

短く、心に響く文章が好きだ。神楽鈴のように、凛と。空間にも、そこにいる人々の胸の奥にも、まるで何の隔たりもないかのように響きわたる。
他のどの楽器の音とも混ざることなく消えていくそれは、強いひかりのようでもある。
そんな文章にあこがれて。ブログを書いていた時期もあった。けれど私の書いたそれは、鈴の音とは到底かけ離れた、異質なもの。水面に波紋を描く水滴のように、闇に響く。冷たく、孤独なものだった。

私がお邪魔しているブログに、短文で書かれているブログがいくつかある。読んだあと、胸に心地よいあたたかさを残してくれる。同じ短文でも、ずいぶんと違う。いずれも同じ、ひとの子が書いているものだというのに。そうであるという事実がずいぶんと面白く。また、嬉しくもあったりする。不思議なものだ。

今の私に短いブログの記事は当分、書けそうにない。思いついたことを片っ端から書いていくそれは、まるで学校から帰ってきたおさなごのようだと、たまに思う。(まぁ、そこまでの純粋さは無いのだけれど。)短い文章だとどこか、伝えたい大切な何かを記し忘れているような気がしてならない。「ぜんぶ伝えたいのだ」とわーわー叫ぶ自分がいる。それはそれで、今は良しとしよう。いつか短い言葉の中に、あたたかさを含むことができるようになる、その日まで。