deep-blue00’s blog

ゆるさ、模索中。

※追記有「誕生日はめでたくない」に返す言葉につまる件について。

以前、カスタマーセンターで働いていた。その企業では、お客様の誕生月に割引券をDMで送付していて。それを見たお客様から商品の注文の電話が入る。その場合、必ず誕生日のお祝いの言葉を伝えるのだけれど、それに対して返ってきた言葉の返答に困るケースがよくあった。その困るセリフが「あら〜、ありがとう。でも、もう喜べるような歳じゃないのよ〜」である。お客様の気持ちに寄り添うのがカスタマーセンターの基本。だが、間違っても「そうですよね〜」とは、言えない(笑)そもそもこれを言う大半のお客様は「嬉しくて、照れている」のである。この言葉にどう返せばいいものかと、誕生月DMの電話が入るたびにいつもモヤモヤしていた。

他のコミュニケーターはどう対応しているのか。誕生月を祝う旨のコメントをしているのが耳に入ってくると、聞き耳を立てる。一拍おいて「いえいえ、そんな。おめでたいですよ〜…」という苦しそうな返しが聞こえた。(やっぱ、そうなるよなぁ…。うんうん)そう頷いていると、周囲のコミュニケーター複数人が同じように頷いていて。みんな同じなんだなぁとお互いにアイコンタクトしながら(どう返すか悩むよね…)と、みんなで苦笑いしていた。

上司に相談してみたところ「『そんなことないですよ〜、いつもご愛顧ありがとうございます』で、あとは普通に注文に入ればよくない?」とのアドバイス。ふむ…その返しもアリだけど、う〜ん…。

結局、色々やってみて。「え、そうなんですか? お声、お若いですね〜」と言うと、照れながらもちょっぴり喜んでくださることが多いので、それを言って「ぜひ○○様のキレイに、今回の割引券、お役立てくださいね(*^^*)」で、その後「商品はどれにしましょうか?♡」言ってたなぁ。。

今振り返ってみて、対面なら何て言おうかと考えた。肌とか、エネルギッシュなところとか。(こういう謙遜を使う方は比較的元気な方が多い印象なので。)やっぱりどこか若いと感じられるところを見つけて褒める感じかなぁ。あとは「でも、○○さんのおかげで、色々学ばせて頂いているので。やっぱりおめでたいですし、祝いたいんですよ〜」とか?(←言える気がしない)自分のばーちゃんとかだったら「でも、ばーちゃんのこと好きやから、ばーちゃんの誕生日、嬉しいで♪」かなぁ。うーん。。

カスタマーセンターという言葉を久しぶりに目にしたのと、旦那さんの誕生日が近いこともあって、そんなことをふと思い出しました。みなさんならどう返すのだろうか。私はとりあえず、歳を重ねても「もう喜べるような歳じゃない」とは言わないようにしようと思った。私も素直じゃないのできっと言いそうになるだろうけど、できれば素直に喜べるような人になりたいと、少しは思うので。


1/24 追記︰その後、何と言葉を返すかを自分が誕生日を祝いたい相手を思い浮かべながら考えた。シンプルに「うーん、でも、○○さんの誕生日だから、やっぱり祝いたいんですよね(+いつもありがとう、など)」かなぁと思った。飾らない感じだけど、自分の気持ちに1番近い気がした。
コメントやブクマを拝読していて、近しい間柄の相手から出てくる「もう喜べるような歳じゃない」は親しさ故に出せるちょっとした本音??や照れだったりもするのかなぁとも思いました。(いずれにしても、言っている方にいじわるな心などは全く無いのだから、温かく返したいなぁ、とも。)一緒に考えてくださってありがとうございました(*^^*)