deep-blue00’s blog

ゆるさ、模索中。

『出来事』

 

身の回りで起こる出来事。

それ自体に善悪は無い。

ただの、現象。

善悪を決めるのは、人である、自分自身。

 

 

 

  自分の身に、起こった出来事。

 

思い出すと、少し悲しい気持ちになる。

他にも、入り混じる感情がある。

 

 

 

けれど。

 

胸を痛め、苦しみ、悲しんだ出来事ならば。

得られるものも多いはず。

きっと、今後の私にとって、重要な道しるべになってくれるはずだ。

 

 

  ここから、私が得られるもの。

学べるものは、一体、なんだろう。

 

エイプリールフールの真実

 

 

「やるか?」

「やるのか?」

「やれるのか?」

 

 

休日の午後。

 

部屋でまったり過ごしているとテーブルに置いたスマホの画面が光り、

新しいメッセージが届いたことを知らせた。

 

 

送り主はゲームでたまに一緒に遊ぶ男の子。

そんな遠回しかつダイレクトな遊びのお誘いを微笑ましく思いながら承諾。

 

ハプニング満載なプレー内容に爆笑しながら何戦か一緒に遊んだ後、

ふとこんなことを聞いてきた。

 

 

「スコアの更新はしないの?」

 

 

何気ない一言だった。

でも、本当に何気ない一言だったわけではなく。

努めて「何気ない風」を装った一言だった。

声のトーンの緊張が隠しきれていなくて、思わず笑った。

 

 

「そぉーっと聞いてきたね。そぉーっとw」

「www」

 

ケラケラ笑いながら「うん、今のところ、予定はないかな」と返す。

遠回しで、歯切れの悪い回答だった。

でもそれは、された質問の真意に対する充分な回答であり、

私自身の正直な気持ちでもあった。

相手の子も、きちんとそれを察したようだった。

 

 

「そっかぁ。。まだ上を目指せるのに。もったいない」

 

 

寂しそうな声だった。

 

「まぁ、気が向いたらそのうちやるかも」

そう笑った私の言葉を、どう受け止めたのか。

 

 

「ちょっと、キャラ変えようっと」

 

そう言って、敢えてチョイスしてきたキャラクター。

「旧ルートでも動画上げたいんだよね」というセリフ。

 

どこまで意識して、どこまで意図して言った言葉なのかはわからないけれど。

この子なりに心配して、何かしてやれないかな、って思ってくれてるんだろうな、っていうのが伝わってきた。

 

そのやさしさが、くすぐったくもあり、けっこう嬉しかった。